FX 短期売買する方法

FX独特の用語はまだありますので、紹介しましょう。
FX取引というのは、ある通貨ペアの売買をして、その持ち高を反対売買して決済することで終了します。
ある通貨ペアを売買することを「エントリー」、反対売買して決済することを「エグジット」といいます。エントリー後に保有したままで決済していない取引の持ち高を「ポジション」と呼びます。
エントリーするためには、売買発注をしなくてはなりません。つまり注文の仕方を知っておく必要があります。
FXの注文方法には2通りあります。
ドル/円のオファーレート・ビッドレートが「100円55銭−50銭」だとしましょう。
この場合、もしすぐにドル/円を買いたいと思ったら、成行注文を出せば、100円55銭のオファーレート以上の値段で買うことができます。
また、100円45銭まで下がったら買いたいと思うのなら、その値段で指値注文を出します。このような指値注文を英語では「リミット(注文)」といいます。
反対に、為替レートが100円50銭−55銭のときに、ドル/円が100円60銭を越えたら買うという注文や、100円45銭を下回ったら売る、という注文も出せます。
日本語では「逆指値注文」といいますが、通常は英語を使って「ストップ(注文)」といいます。
「現在のレートより為替レートが高くなったら買う、安くなったら売る」という発想は初心者の方にはなかなか難しいかもしれません。
ストップ注文がなぜ重要かというと、いったんポジションを持ったあとの損切りにこの注文を利用することが非常に多いからです。
ドル/円を買ったあと、この価格帯まで下がったら損切り、という注文は、同じストップ注文でも、「ストップロス・オーダー」と呼びます。
ストップ注文はほかにも便利な使い方があります。
たとえば、買いポジションを持っていて、為替が上昇した場合、利益を確保しつつ、利幅を伸ばしたいという欲求にかられます。
100円50銭でドル/円を1万通貨買って、101まで上昇してさらに上昇が続いているとしましょう。この場合、101円までの上昇で5000円儲かっているわけですが、さらに上昇すればもっと儲かることになります。

こんなときは、「101円にストップを入れて利益を確保しておこう」というふうに考えます。つまり、もう1度1010円まで落ちたら、5000円分の利益確定という注文です。
ドル/円が思惑通り、さらに上昇して102円になったら、少なくとも1万円の利益が確保できるように101円のストップを101円50銭まで引き上げます。
このように、いったんポジションが儲かった状況になったあと、より利益が膨らむ方向にストップ注文を動かしていく手法を「トレイリング・ストップ」といいます。
短期売買で利益を確保しつつ、なつべく利幅を伸ばすために、このトレイリング・ストップは非常に頻繁に使うことになるのでぜひ覚えておいたほうがいいでしょう。
ちなみに為替売買をして、持っているポジションが儲かっている状態を「フェイバー」、損している状態を「アゲンスト」といいます。
また、ポジションを決済した状態を「スクウェア」といいます。