FX 短期売買する方法

短期売買でも長期トレンドが重要ですが、「売買するかしないか?」「どっちの方向で勝負するか?」という最終判断を行なうときに見るべきなのは日足チャートです。
デイトレードに近い取引の場合、売買判断の基準として1時間足チャートを使うこともありますが、その場合も日足チャートをよく見て短期的なモメンタム、為替の勢いがどちらを向いているのかを確認しておく必要があります。
日足チャートにおいても、売買判断をするためにトレンドラインを引いたり、過去の高値や安値、もみあいゾーンなどのチャートポイントを把握する点は、月足や週足と同じです。
ここからは実際のチャートを使って、具体的に見ていきましょう。
たとえば、P75の図3−3の上の図は09年1月28日時点までのドル/円の日足チャートにトレンドラインを引いたものです。
一番重要と思われる@のレジスタンスラインは08年8月以降、ずっと右肩下がりで、ドル/円が日足チャートレベルで見ても下降トレンドであったことがわかります。
ただ、1月6日に一時、1ドル94円60銭台まで反発しており、そこを起点に新たなトレンドラインを引きなおしたものが、Aの点線です。
このように、同じ下降トレンドでありながら、それを決定づけるレジスタンスラインがシフトすることは、短期間の日足チャートではよく起こることです。
これが長期的な月足、週足レベルであれば、レジスタンスラインを越えて為替レートが上昇することは「下降トレンドに変化が生じた兆し」と考えて、売買判断を「売り」から「買い」にかえることも視野に入れる必要があります。

 

しかし、日足レベルでは、レジスタンス越えのあったAの地点ではふたたび「売り」で勝負するのが妥当だったといえるでしょう。
実際にいったん上昇したものの、09年の取引が本格的にスタートすると、ドル/円はふたたび急落し、急騰は3日天下に終わっています。さきほどいったように、
「下降トレンドでは長期トレンドも短期モメンタムも下」
という、わかりやすい場面で稼ぐほうが勝率も高くなるはずです。