FX 短期売買する方法

よく、一目均衡表やMACDやポリンジャーバンドなど、さまざまなテクニカル指標を使った売買法が「これぞ必勝チャート術」として紹介されますが、私は短期売買においても過去の高値や安値やトレンドラインだけで十分だと思います。
こうした難解な指標を使うこと自体を否定するつもりもありませんが、チャートポイントというのは多くの人々が注目していないと意味がありません。
たとえば、なぜ過去の安値というのが重要になるかというと、「過去にその価格帯で下げどまった為替レート(=安値)から、さらに安くなったら、この先、どこまで安くなるかわからない、不安だ、行き先が読めない」と人々が考えるからです。
為替レートが過去の安値を更新すると、買いで勝負していた人は、「この先、どこまで下がるかわwからない」と不安になって損切りの売り注文を出し、売りで勝負していた人は「もっと儲かりそうだ」と追加の売り注文を出し、為替レートの下落に拍車がかかることになります。
このように過去の高値や安値というのは誰が見てもわかりますし、それを結んだトレンドラインも誰でも引くことができます。
それに対して、移動平均線や一目均衡表の場合、なぜ13週や26週が基準になっているのか、10週や20週でもいいのではないか、という曖昧さがあります。
20週移動平均線と26週移動平均線を使っている人では、為替レートの値動きがかなり違ったものに見える可能性すらあるのです。
世界的にも注目されている200日移動平均線はある程度、参考になるでしょう。
しかし、価格変動の裏で起こっている投資家の心理状態を読むのがチャート分析の本来の意味だとするなら、過去の高値・安値やトレンドラインだけで十分です。
「投資家の心理が先で、チャート分析はその結果でしかない」
「チャートが売り判断を示しているから、為替レートが下落した」のではなく、「為替レートが下落したから、チャートが売り判断を示している」もです。
この部分は、本末転倒になってはいけないところです。
相場は生き物だといわれるように、ピンセットや顕微鏡を使って小難しく考えたからといって答えが出るわけではありません。
たえず動いているものをとらえるためには、考え方をなるべくシンプルにしたほうがいいのです。
難しく考えても、一生懸命頑張っても、投資では負けるときは負けます。努力しても報われないことがある、というと虚無的に聞こえるかもしれません。
小難しく考えるより、シンプルに柔軟に考える方向で努力することが大事なのです。