FX 短期売買する方法

ここまではローソク足だけを記したプレーンなチャートを見てきました。
チャートを見るのは、「上か?下か?」トレンドを把握するためです。
そこで、単にプレーンなチャートで判断するのではなく、トレンドラインというものをチャート上に引いて、現在の為替レートの勢いや変化を見るのが一般的です。
トレンドラインは、為替レートのトレンドを把握するための補助線のようなものです。
トレンドラインの引き方は人それぞれ個性があっても構いませんが、過去につけた高値同士、安値同士を結んだ線であることが原則です。高値と安値を結んだ線には意味がありません。
トレンドラインを引いたら次のことに注目します。
●トレンドラインの傾きは右肩上がりか、右肩下がりか、そのどちらでもないか?
●トレンドラインの傾きはどのようなものか?急か、ゆるやかか?
●トレンドラインに対して現在の為替レートはどの位置にあるのか?
などです。
そして、その形状から今後の為替レートがどのように動くかを予想します。
一番重要なのは「今のトレンドが継続するのか?変化するのか?」です。
トレンドが続くか変化するかを知るためだけなら、上昇トレンドのときは安値同士を結んだサポートライン。
反対に下降トレンドのときには、トレンド上に出現した高値同士を結んだレジスタンスラインを引くだけで十分です。
上昇トレンドというのは、過去の安値を切り上げながら、為替レートが右肩上がりに上昇を続けていくことです。
その際、過去の安値を結んだ線は、為替レートの下落を食い止め、上昇を“支持”する価格帯になります。サポートラインを「下値支持線」と呼ぶのはそのためです。

上昇トレンドのときは、このサポートラインだけを引いて、それが右肩上がりであり、現在の為替レートがその上にあれば、トレンド継続と判断します。
もし、サポートラインを越えて為替レートが下落すると、トレンドに重大な変化があったシグナルになります。
反対に下降トレンドというのは過去の高値を上回ることができずに、ずるずると下落していく状態ですから、高値を結んだレジスタンスラインだけを引けばいいのです。
これは、為替レートの上昇を阻む高値の可部のような存在ですので、「上値抵抗線」とも呼びます。
下降トレンドでは、右肩下がりのレジスタンスラインを越えて為替レートが上昇すれば、トレンドに重大な変化あり、と判断します。
このように、トレンドラインを引くことで、トレンドの継続と変化を一目瞭然で判断することができるようになるわけです。
これも口でいうようりは、実際に自分でトレンドラインを引いてみたほうがわかりやすいでしょう。
次ページのP67にいくつかのプレーンなチャートを提示したので、そこにトレンドラインを引いたり、トレンドラインと株価の位置関係から未来の為替の値動きを予想する練習をしてみましょう。