FX 短期売買する方法

チャートを見るときは、ジグザグの過程で現れた高値(山)と安値(谷)に注目して、その形状から、長期的なトレンドの継続と変化を判断していきます。
為替のトレンドにはおおざっぱにいって、上昇トレンドと下降トレンドの2つしかありません。
そのいずれでもなく、一定の値幅をもみ合っているだけの「もち合い」もあります。しかし、不思議なもので、さまざまな通貨ペアの長期的な値動きを見ると、長期間、上にも下にも行かないでもみ合っているだけの相場が数年間ずっと続いているケースはほとんどありません。
上か下か、為替レートは方向性を持って動いていることが圧倒的に多いのです。
では何が上昇トレンドかというと、為替レートが「高値をどんどん更新していくこと・これまでの安値を更新しないこと=上昇トレンド」となります。
●高値を更新しつづける。
●安値がどんどん切り上がっていく。
この2つが同時に起こっている状態が「上昇トレンド」です。
反対に「下降トレンド」というのは、
●安値をどんどん更新しつづける。
●高値がどんどん切り下がっていく。
という特徴を持っています。
では、今後、ドル/円の下降トレンドが収束するためには、何が必要なのでしょうか?そのためには、
●安値を更新しない。
●高値がどんどん切りあがっていく。
ことが必要になります。

P59の週足チャートで見ると、ドル/円は08年12月に続いて09年1月にも87円10銭台の安値をつけましたが、安値を更新せずに反発上昇しました。
高値に関しては、09年1月の高値94円64銭をすでに更新してます。
今後、08年3月のV字型の谷の部分(102円近辺)や08年8月の高値110円66銭を越えると、「高値がどんどん切りあがっていく」という上昇トレンドの形になります。
私自信の考えは、アメリカの金融危機や景気後退が依然として深刻で、2009年いっぱいドル/円が上昇トレンドに転換することはないだろう、というものです。
09年2〜3月の100円付近への上昇も、破綻→国有化の危機に見舞われたシティグループなどの巨大金融機関が資金繰りに困って、外国為替市場で大量のドル資金調達に走ったことなどが原因と見ています。
とはいえ、それは一種の思惑であって、ドル/円が100円や102円といった戻り高値を更新して長期的なトレンドが転換する可能性があることは視野に置くべきでしょう。
その可能性まで否定するつもりはありません。
あくまで正しいのは値動きです。思惑や期待、願望は極力排除して、値動きの「現状把握」だけを行なうようにしてください。