FX 短期売買する方法

月足チャートで長期トレンドを見たあとは、第1ステップの次の作業として、週足チャートでもう少し詳しく値動きを追っていきます。
1か月というのはおおざっぱにいって4週間ですから、週足チャートに示されたローソク足4本分がおよそ月足チャート1本分に相当します。
そう考えると月足チャートだけでもいいのですが、為替変動の現状をもう少し、つぶさに検証するには週足チャートでも見るべきです。
逆にいうと、月足チャートは1か月、2か月ぐらいではほぼ形状に変化がありませんから、おおざっぱに為替の長期的なトレンドを把握できたら、あとは週足チャートを見るだけでも構いません。
週足チャートでは、長期的なトレンドが形成された要所要所の価格帯をチェックします。
左のP59の図にも示したとおり、今回のドル/円下降トレンドが始まったのは、週足チャートのA地点、すなわち、2007年6月18日の週につけた高値1ドル124円12銭からです。Aの地点から、ドル/円は急落して下降トレンド入りしています。
その後、急落→弱い反発上昇(リバウンド)を3回繰り返し、2008年3月17日の週に95円77銭の安値をつけています。
そこから、急速にリバウンドして、この週には99円50銭の終値をつけています。
そして、08年8月4日の110円66銭までじわじわと上昇しました。
しかし、ふたたび急落に見舞われて、つるべ落としに100円台を割り込み、08年12月と09年1月に87円10銭台の安値をつけたあと、09年2月末から反発上昇を開始しました。
下降トレンド、上昇トレンドといっても、為替レートは一直線に落ちたり上がったりするわけではありません。下がったあとに反発上昇したり、上昇したあとに少し下げたりと、上下動を繰り返します。
2007年6月からのドル/円の重要な高値と安値、その値幅は次のようになっています。
●124円12銭(高値)2007年6月
●95円77銭(安値)2008年3月(下落幅約28円)
●110円66銭(高値)2008年8月(上昇幅約15円)
●90円82銭(安値)2008年10月(下落幅約20円)

●100円54銭(高値)2008年11月(上昇幅約10円)
●87円11銭(安値)2008年12月(下落幅約13円)
●94円64銭(高値)2009年1月(上昇幅約7円)
●87円10銭(安値)2009年同1月(下落幅約7円)
●101円中盤(高値)2009年4月上旬時点(上昇幅約14円)
長期的な下降トレンドが続いているとはいえ、ドル/円はこのような安値(谷)と高値(山)を作りながら、ジグザグに動いているわけです。
今後は、
「直近の09年4月の101円台の高値から、102円台、105円台の壁を越えて、トレンド転換が鮮明になる08年8月の高値110円66銭を越えるか越えられないか」
「2008年12月や2009年1月につけた安値87円10銭台を割れるか割れないか」
という2つの着眼点が、ドル/円の為替レート予想にとって重要であることがわかります。
もし、09年4月の高値101円台から上昇することができずに下落した場合、下降トレンド継続が明白になります。その才は、再び87円10銭の安値を試す展開になるでしょう。
反対に、反発上昇が続いて、110円台を目指して、どんどん上昇していくようだと、長期的なトレンドに変化が生じた可能性が高まります。
これまでの売り主体から、買い主体への転換も視野に入れた売買戦略の変更を考えなくてはなりません。
このように、過去の為替レートに注目して、重要な価格帯やトレンドのリズムを計るのが週足チャート上で行なうべきことになります。